すいません、ビニールありますか。

常ならぬ日々のこと。見聞きしたあれやこれやについて。平成生まれ。男性。東京都在住。フリーアルバイター。やや乱視ぎみ。

短い夢。大勢から蔑ろにされ、父を打ち殺し、祖母の肩を抱いて泣きながら言った。ごめんね、もう会えない。この世のなによりも愛している。デジャヴュ。涙もろくなりつつあるのは健康にとってあまりよい傾向ではない。近頃たびたび記憶のどこか光の中に立って振り返るあの優しい顔が私をずたずたに引き裂く。前に一度だけ経験のある、どこにも居場所がなくて、なのにまたさらに端のほうへと追いやられていくあの感じ。結局、もっとも恐れているのはなにで、つまりはもっとも大事なものはなにかを知る。その瞬間はいやでも時が連れてくる(しかも……)。読書のなかに逃げ込もうとしたが一文も読めない。読む前から、装丁がずしりと手に重く感じる。自分のなかに引き出されるべきなにかがあるのを感じる。そこへ到達するにはちょっとした発狂が必要になるという予感。行くべきか引くべきか。頭が重い。意味の欠落に人生は耐えられない、そのようなことを言ったのはなんだったか、誰だったか(あと半歩で思い出せそうだが追跡を断念する。どうでもいい)。その夢はフロイト的に、とかそういう話もこりごり。息苦しい部屋。全部かなぐり捨てていますぐするべきことをしなくてはならない気がする。なのにそうしない。いったいだれがそうした?一枚の紙をくしゃくしゃに握りつぶすように自分の頭の奥を中心に自分自身がうちへうちへと押し込められていく感覚。耐えがたい人生のなにか。真夜中の囚人。憂鬱な日記。暗幕。