すいません、ビニールありますか。

常ならぬ日々のこと。見聞きしたあれやこれやについて。平成生まれ。男性。東京都在住。フリーアルバイター。やや乱視ぎみ。

8/16

 あわてて両耳を手でふさいだが、手遅れだった。

 「不幸は欲望と能力のギャップにある」

 ルソーの言葉らしい。

 

 嫌な夢をみた。

 わたしはとくに親しい友人を殺害した。しかしまたたくまにふたり目の彼がひょこりと現れて、わたしのとなりで自分の屍を見ながらなんでもない風な顔をしてなにかをしゃべっていた。わたしは怖くて逃げだした。すると、どこからともなく過去の友人たちがぞろぞろ現れて、わたしを糾弾し、執拗に追いかけまわした。つかまえると、彼らはなにかをまくしたてるようにして言った。しかしなにかは忘れている。とにかくひとりまたひとりと追跡者の頭をかち割りながら、わたしは逃げに逃げた。そうしてわたしは涙を流しながらなんとか期日いっぱいのDVDを返却するため、TSUTAYAに駆け込んだのだった。

 この夢は朝四時半から朝六時にかけて見たもの。

 

 今日1日、手つかずだった。意味のあることはなにひとつしていない。夢の影響か、ルソーの影響か、さだかではないが、とにかくサイコロを振らなかったという事実。不可逆の1ターンを浪費したということ。読まず書かず学ばず。抜いても抜いても生えてくる雑草をひたすらにむしっていただけ、砂時計を右にひっくり返したらこんどは左にひっくり返して、そんな1日。

 

 今日はまだ眠れそうにない。しかし朝は変わらず四時半にやってくる。負債を抱えて目覚める朝はつらい。だが誘惑に負けて目をつむってしまえば、負債はまたそっくりそのまま翌朝に持ち越されることになる。

 ここらで、ピリオド。